Klimt

Klimtの5枚の絵はやはり恐れていたようにヴィーンから離れて行く事に成りました。
いつまでこの町に有るか分からないので先ほど Belvedere に行って観てきました。
その会場には最も有名な KISS も飾ってあります。本金を使って描いたと言う事ですが さすがにきれいです。
なぜ Klimt の絵がアメリカへ行ってしまうのか、理由は簡単ではないのです。彼がユダヤ人だったということも間接的に大きな理由の一つですが公に成らない政治的問題も相当絡んでいるようです。
オーストリア人であった Klimt の絵がオーストリアに無い,と言うのは寂しい事です。
偉大な芸術家には国籍は無い,と考えれば音楽にしても絵画にしても世界の何所かに有れば言い訳ですが僕の意見では芸術と言葉の関連性はとても強くやはりその芸術家が話していた言葉の国にオリジナルが有るべきだと思います。
Monet がドイツ語を母国語にもっていたとします、はたしてああいう絵が描けたでしょうか?
Bach がフランス語を母国語にもっていたとします、はたしてああいう音楽が書けたでしょうか?

素晴らしい絵画は個人で所有するべきではないと思います。人類の宝ですから。
今回の Klimt の様に親類が居るとそう言った事も簡単には行きませんがそこの所を巧く切り抜いて行くのが
正しい道だと思います。

イスラム教、昨日は夜TVでHamasの事を相当長く放送していました。
とてもとても厄介な問題です。 此れも又ゆっくりと書きたいと思っています。

lia さん、ヤンによろしく、がんばってください、とお伝えください。
コンサートが終わってから彼ともコムニケーションとって行きたいと思います。